交通手段を徒歩のみにしたいっ、、、!
地方暮らしでは都会と違って、「車」や「バイク」を所有せざるを得ません
都会、それはミニマリストを目指す者にとっての憧れの地、シャングリラ、、、
しかし必ずしも都会で暮らさなければミニマリストになれないというわけではありません
自分が最低限必要なモノだけで楽しく生活できるのならば、どこに居たってミニマリストです
地方には地方のミニマリズムがあるはず!
というわけで先日、スクーターからクロスバイクに乗り換えました
乗り換える前に抱いていた不安はいくつかあります
乗り始めてから1ヶ月、そのような不安はすぐに解消されました
今回の記事では、移動手段をスクーターからクロスバイクへ変更して気がついた点などを紹介させていただきます
なぜスクーターを手放したのか
持て余していた
スクーターを手放した一番の理由は「思ったほど乗らなかった」からです
実際に1年間乗った走行距離は1000km程度
職場は徒歩通勤のため、スクーターに乗るタイミングは基本的に休日しかありません
スーパーは徒歩圏内ですし、それ以外に欲しいものはアマゾンや楽天で購入するので問題なし
休日に利用するのは、遠く離れた美容室や外食に行くためです
しかし毎週行くわけでもなく、全く乗らない週も当然ありました
たまにしか乗らないスクーターの価値を考えると、自分には合わないと感じたのです
もう少し身軽な移動手段に変更したいなと思ったんだよ
外の駐輪場で保管することが嫌だった
私が住んでいる賃貸には駐輪場があるため、スクーターはそこで保管するルールになっています
屋根はあるものの風雨から完全に守られるわけではありません
スクーターの劣化を防ぐためにはバイクカバーが必要ですが、地面からの湿気は防げないため錆が発生してしまいます
何よりカバーの着脱が面倒、、、
また冬場の強風でスクーターが倒れたり、隣に停めてある他人の自転車が倒れて、スクーターに寄りかかっていることが何度かありました
乗る頻度が少ないのに、駐輪場で傷つき徐々に錆びていくスクーター
そんなスクーターが可哀想になりました
スクーターを賃貸の室内で保管するのは難しいからね!
以前車を手放す際、代わりの交通手段をスクーターにするか自転車にするかは少し迷ったのですが、その時はスクーターを選びました
「いきなり自転車だときついかな?」と思ったためです
しかし実際に1年間スクーターを使用して理解できたことは、自分にとって不相応だったということ
本当に必要なものだけを大切にするミニマムな生き方をしたいので、スクーターから自転車に乗り換えることは自然な流れだったなと今では思います
自転車の購入
どんな自転車が自分に合っているのか
自転車を購入するのは高校生以来
中学・高校と6年間ママチャリに乗りましたが、あまり良い思い出ではありません
- 鍵をかけていたにも関わらず盗難に遭う
- 車に轢かれて車体が曲がり走行不能
新車を買って3日で盗まれたからね!絶対に許さないよ!
自転車で想定している移動距離は20km以内で、乗るタイミングは主に休日
主要な道路はアスファルトで舗装されているので、悪路を走る想定はしていません
さて、どのような種類を選べは良いのでしょうか?
- シティサイクル(ママチャリ)
- クロスバイク
- ロードバイク
- マウンテンバイク(MTB)
- ミニベロ
- 電動アシスト自転車
- ピストバイク
- ファットバイク
- グラベルバイク
- BMX
- タンデム自転車
- ツーリングバイク
- フィットネスバイク
自転車っていろんな種類があるんだね〜
私が自転車に求める条件はまず「速度」です
予算は10万円で、ほどよく速度の出る自転車を入手したいところ
選択肢1:ロードバイク
速度といえばやっぱり「ロードバイク」!異論は認めません!
アスファルト上で最も速く走れる自転車がロードバイクで、スポーツ・長距離ライド・レースなどに適しています
前傾姿勢に特化したドロップハンドルや細いタイヤ、軽い車体が特徴です
変速機は多段階、道路が舗装されていれば平地でも山でもどこでも走れます
「ロードバイク一択でしょ♪」と思いました
しかし問題は「価格」で、10〜100万円が相場らしく、20万〜とか30万〜という情報もあります
値段もそうですが、それ以上にロードバイクは「ガチで速さを求めている人」が乗っているイメージなので、ゆるく乗りたい自分にとっては敷居が高く感じます
ということで結果的にロードバイクを購入することはありませんでした
ロードバイクを選ばなかった理由
- 値段が高い
- 敷居が高い
選択肢2:クロスバイク
ロードバイクの次に速度を出しやすいのが「クロスバイク」です
ロードバイクはスポーツバイクと呼ばれますが、クロスバイクやマウンテンバイクも同様にスポーツバイクと呼ばれ、一般的な自転車と比べて高速性能があります
ロードバイクとの違いは
- 車体の重さ:基本的にクロスバイクの方が重い
- フラットハンドル:操作性に優れるが、姿勢の関係で空気抵抗を受けやすい
- タイヤ:クロスバイクの方がタイヤが太く乗り心地が良いが、その分遅くなる
つまり
・良く言えば、オールラウンダー
・悪く言えば、器用貧乏
ということですね
クロスバイクは「街乗り」から「軽い長距離ライド」に適しているとのこと
20km以内の距離を想定をしている私にはぴったりだと感じました
そして諸説ありますが、価格の相場は5〜10万円くらいです
高いものは数十万円のモノもあるようですが、初心者が始めるなら10万円も出せば充分良いものを手に入れられるようです
スポーツ自転車には1度も乗ったことがないから、小さく・安く始めるならクロスバイクかな♪
ということでクロスバイクを購入しました
クロスバイクを選んだ理由
- ロードバイクに比べて値段が手頃
- 短距離から長距離までこなせる汎用性
- 初めてのスポーツ自転車ならクロスバイクだと感じた
なんだかんだ結局は自分自身の「足」
どんな自転車を選ぼうと、速度に関しては脚力が基本です
同一人物が乗るのであればロードバイクが一番速いですが、脚力のある人がママチャリに乗るならばスポーツバイク初心者にも負けないでしょう
ロードバイクと比べると、クロスバイクは性能的に確かに劣ります
しかし私自身が脚力を鍛えれば、ロードバイクに及ばずともそれなりの速度は出るはずなのです
どんな自転車に乗ったって、結局最後は自分の「足」だよ!
スクーターと比べた良い点
クロスバイクを購入して1ヶ月が経ち、操作にもだんだんと慣れてきました
一番重要視していた「速度」はどうかというと
さすがにスクーターより早いということはありませんでしたが、ママチャリよりは圧倒的に速いです!
綺麗な路面や下りなら、スクーターに負けないくらいの速度が出るよ!
まだまだ乗り始めたばかりですがスクーターと比べて感じた点を記します
乗っていて楽しい
有酸素運動で幸せホルモンが出るから気持ちいいんですよね♪
変速機により負荷も調整できるため、エクササイズにもぴったりです
今は冬なので寒いですが、春や秋に運転するクロスバイクはどんなに気持ちが良いのだろうと、楽しみで仕方ありません
スクーターを所持している時は冬に出歩くことが好きではありませんでした
「ただただ寒い」からです
しかし自転車は徐々に体が温まり、その寒さが逆に気持ち良く感じるので爽快な気分になります
下り坂はめっちゃ寒いけどね!
ヘルメットが軽い
自転車用ヘルメットの軽さに驚きました
種類にもよるのでしょうが、原付バイクやスクーターのヘルメットよりは軽いです
ヘルメットは努力義務、つまり使用しなくても法的に問題はありません
しかし!
命を守るための装備ですから、特にスポーツバイクなど速度が出るタイプの自転車は絶対に装着するべきでしょう
室内保管できる
スクーター所有時にはできなかった室内保管ができるようになり満足しています♪
錆の発生はだいぶ遅らせることができますし、盗難の心配もありません
私の場合1階に住んでいるため室内への持ち込みは楽ですが、2階以上に住んでいる場合は持ち込みが大変かもしれません
部屋にはベッドとテーブルしかないため、置き場所には困りませんでした
モノが少ない身軽な生活をしていてラッキーだった点です
インテリアみたいなものだと思って鑑賞してるよ!
エクササイズグッズを手放せた
かつては運動不足解消のために踏み台昇降をしていました
しかしせっかくクロスバイクを購入したのですから、それを生かさない手はありません
「クロスバイクが良い運動習慣になるかな」と考え踏み台は手放すことに決めました
悪天候時に乗れないのは仕方ありませんが、その時はストレッチやヨガをすることにしています
周りの音が聞きやすい
これも走っていてすぐに気がつきました
交通量が少ない場所であれば、水が流れる音や鳥のさえずりといった自然音がスッと耳に入ってくるのです
子供の声がすれば「近くに子供がいる、飛び出してくるかも知れないから注意しよう」と、危険を予測しやすいのも良い点
EV車のような静かな車でなければ、自動車の接近にもすぐに気がつきます
特にダンプカーなどは走行音が大きいので後ろにいればすぐに気がつきますね
狭い道で自動車が接近してきたら無理せず停車し、先に行かせるようにしています
スクーターと比べた悪い点
登り坂での圧倒的低速
登り坂ではスピードが極端に落ちます
多少の坂なら脚力でカバーできますが、激坂ではそれが困難です
「これ、、、歩いた方が絶対に速いよ、、、」そう思い、歯を食いしばりながら山を登りました
山に行かなければいいだけの話なのですがね
激坂ではスクーターに劣るね!
乗り始めは尻が痛い
サドルと体が接する箇所に、ママチャリの時には感じなかった尻の痛みが発生します
「サドルが狭く硬い」のは、ロードバイクやクロスバイクの特徴
ママチャリのサドルは重心を多く受け止めるので作りが厚く、その下に衝撃吸収用のサスペンションが入っているので座り心地が良いのです
その点ロードバイク・クロスバイクなどは前傾姿勢になるため、重心がサドル・ペダル・ハンドルに分散されるためサドルをふかふかにする必要がありません
とはいえ乗り始めはかなり痛く「クロスバイクに向いてないかも、、、」と感じてしまいました
ですがこれは慣れれば痛みを感じにくくなっていきます
それでも痛ければ、パッドが装着されたパンツを履く・サドルそのものを変更するなどして対処することが可能です
・慣れれば痛みは少なくなるが、乗り始めは尻が痛い
収納が全くない
スクーターにはシート下に収納スペースがありましたが、クロスバイクには収納が全くありません
ママチャリと違いカゴもリアキャリアもついていないため、荷物がある時は困ります
買い物に出かけるなら、バッグを装着するかリュックを背負う必要があるでしょう
逆に考えれば、ミニマリストにはぴったりの乗り物なんだよね
小物が増えた
自転車本体さえ購入してしまえば充分かと思いきや、他にも購入しなければならないモノが以外と多いです
スクーターに関してはヘルメットと盗難防止用の鍵さえあれば充分
クロスバイクはそれに加えてヘッドライトや空気入れも揃えなければなりません
夜間無灯火は道路交通法違反ですからね
またスクーターに比べるとパンクしやすいため、「パンク修理キットを持ち歩く」などの対策を講じる必要があります
最低限揃えておきたいモノ
- ヘルメット:努力義務だが命に関わるのでつけるべき
- ヘッドライト:夕方以降にも走るなら必須
- 空気入れ:都度タイヤ空気圧をチェックしていないとパンクにつながる
- 鍵:盗難防止のため
スタンドがない
なんと駐車するためのスタンドが最初から装着されてません
サイドスタンドも無ければセンタースタンドも無し
軽量化の追求によるものですね
後付けで別途装着できますが、身軽さを追求する私としてはこのままスタンド無しで生活しようと思っています
スタンドどころか、泥よけ・チェーンカバー・ヘッドライト・ベルは最初から付属していなかったよ!
服装に気を遣う
ママチャリには付いていたチェーンカバーがないため、チェーンが剥き出しです
そのため靴紐やズボンの裾がチェーンに巻き込まれる可能性がありとても危険
私は自転車を購入した初日に解けた靴紐が巻き込まれ、危うく怪我をするところでした
ズボンは過度にダボっとしているものやヒラヒラしているものは控えた方が良いでしょう
また靴に関しては靴紐がないタイプの靴を履くか、乗車前に紐がしっかり結ばれているかの確認をするべきです
まとめ
初めに感じていた不安の行方をまとめると
3〜20kmをのんびり走行するのなら、クロスバイクで十分だと感じました
目的地の標高が高い場合はきついかもしれませんが、その分運動にはなるので一概に悪いとも言えませんね
クロスバイクを購入してまだ1ヶ月しか経っていませんが、乗るたびに新しい発見が出来て楽しいです
まともに自転車に乗ったのは18年ぶりですが、ママチャリとクロスバイクは全然別物ですね
休みの日には乗りたいという素直な気持ちが湧き、移動手段としてではなく「乗ることを目的」としたクロスバイクを楽しんでいます
ママチャリやスクーターに乗っている時は、乗ることそのものが楽しいと思ったことは無かったよ
スポーツバイクには、人を魅了する何かがある
漠然とですが今ではそう感じています
それが何かはまだわかりませんが、乗り続けていればきっと分かる時がくるのかもしれません
兎にも角にも、これからはクロスバイクを存分に楽しみたいと思います♪
今回の記事はこれで終わりです。ご覧いただきありがとうございました。
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